家づくりの知識
ウッドデッキVSタイルデッキ徹底比較|後悔しない選び方とは?
どっちがいいの?

庭のエクステリアとして人気が高い、ウッドデッキとタイルデッキ。
「見た目がおしゃれだから、タイルデッキにしよう!」
「木の柔らかい雰囲気がいいから、ウッドデッキ!」
などのように見た目で決めてしまい、住んでから「後悔した…」という方も少なくありません。
そこで今回は、ウッドデッキとタイルデッキのそれぞれの特徴や違い、メリット・デメリットなどを徹底比較し、選ぶ基準についてもご紹介します。
後々後悔しないよう、事前にしっかりと把握しておきましょう。
デッキとは?

そもそもデッキとは建物(リビング)の外に作るスペースのことで、BBQや洗濯物干し、子どもの遊び場など”第2のリビング”として活躍します。
デッキは1階の庭に室内と同じ高さで作られ、段差がほとんどありません。
そのためリビング空間をより広く見せ、内と外を繋ぐ特別な空間として機能してくれます。
また、リラックス空間としてだけでなく、住宅の外観を引き立ててくれる効果もあります。
デッキの種類
デッキは主に、ウッドデッキとタイルデッキの2種類に分けられます。
さらに、ウッドデッキは使用する素材によって「天然木」と「人工木」の2種類に分かれます。
(デッキと似たスペースとしてテラスやベランダ、バルコニーなどがありますが、それぞれ特徴が異なります。)
ウッドデッキ

ウッドデッキとは、木材や木質系の床材で作られた屋外テラスのことで、人工木と天然木の2種類が主流となっています。
ウッドデッキが使われ始めた当初は「天然木」のみでしたが、最近ではメンテナンスや耐候性を高めた「人工木」が人気です。
天然木と人工木

【天然木】
天然木は、本物の木材を使用した自然な風合いが魅力的。人工木にはない温かみや香りリラックス効果を生みます。
しかし、素材によっては腐食やシロアリ被害が発生することもあるため、定期的にメンテナンスが必要です。
また、天然木は「ソフトウッド」と「ハードウッド」に分けられます。
ソフトウッドはスギやヒノキなどの軽くて柔らかい材質、ハードウッドはウリンやイペなどの硬い材質。
ハードウッドはソフトウッドより高価ですが、耐久性がありメンテナンス頻度も抑えられるため人気です。
【人工木】
人工木は、木粉とプラスチック樹脂を混ぜた合成木材が主流。プラスチックの特性を活かしつつ、天然木のデメリットを解消した、自然に近い風合いが楽しめる素材です。
腐らず、高耐久でメンテナンスフリー、お手入れも簡単な水洗いで済むため、キレイな状態を長く保てます。
天然木のような質感はありませんが、ささくれや割れ、反り返りがないため、子どもやペットが裸足でも安心して遊べます。
ウッドデッキのメリット・デメリット
▶メリット
・木の温もりと柔らかな質感を楽しめる
・天然木の場合、夏でも表面が熱くなりにくい
・衝撃を吸収しやすく、安全性が高い
▶デメリット
・タイルデッキより表面に傷がつきやすい
・人工木(樹脂製)は夏場に表面が熱くなる
・天然木は腐食やシロアリ被害のリスク、定期的なメンテナンスが必要
・火の使用には注意が必要
タイルデッキ

タイルデッキとは、コンクリートの土台の上にタイルを貼って仕上げる、耐久性の高い床スペースのこと。
タイルの種類が豊富なため、外観に合わせたデザインや色合いを選べ、統一感あるおしゃれな外観に仕上げることが出来ます。
タイルデッキのメリット・デメリット
▶メリット
・耐久性が高く、水洗いが出来るためお手入れがラク
・高級感があり、デザインも豊富
・火に強く、BBQも安心して楽しめる
▶デメリット
・夏場は太陽光で表面が熱くなり、照り返しも強い
・衝撃に弱く、重い物を落とすと割れる恐れがある
・雨の日は滑りやすくなる
・初期費用が高い
ウッドデッキとタイルデッキの違い

ウッドデッキとタイルデッキの違いを6つの項目ごとに分けて見ていきましょう。
01|素材
前述したように「ウッドデッキは天然木or人工木」、「タイルデッキはタイル」を使用しています。
・天然木の場合:高耐久なためハードウッドが向いている
・人工木の場合:木粉と樹脂を混ぜた合成木材が主流
02|気候などの影響
タイルデッキや人工木デッキは夏に熱く、冬は冷たくなりやすいですが、天然木は熱を蓄えにくいため、夏場でも比較的快適に過ごすことが出来ます。
しかし、天然木は紫外線による変色(経年変化)や湿気による腐食・変形、乾燥によるひび割れなどの恐れもあります。
ウッドデッキとタイルデッキのどちらも、気候や気温による影響は受けやすいと言えます。
03|価格
費用はタイルデッキの方がやや高めで、撤去する際も土台となるコンクリートを取り去る作業が必要なため、撤去費も安くはありません。
しかし、ウッドデッキは工程が比較的シンプルなため、タイルデッキより費用を抑えられる傾向にあります。
04|デザイン
デザイン面に関しては、タイルデッキの方が色や質感のバリエーションが多く豊富です。
大理石風や砂石風、柄の入ったタイルなど幅広く、洗練された高級感ある素材が多いことが特徴です。
一方、ウッドデッキは木のナチュラルな質感が楽しめ植栽との相性も良く、落ち着きある空間にピッタリです。
05|メンテナンス
タイルデッキは耐久性が高く、腐食や塗装の塗り替えなどのメンテナンスも必要ありません。
汚れや水分が染み込みにくく、水洗いで簡単にキレイに出来るため、掃除やメンテナンスの手間を省けます。
ウッドデッキは使用する材質にもよりますが、腐食のチェックや塗装の塗り替えなどが必要となってきます。
06|滑りやすさ
タイルデッキは濡れると滑りやすいですが、天然木は水分を吸収するため濡れても滑りにくいです。
人工木も素材によりますが、タイルデッキよりは滑りにくい傾向にあります。
ウッドデッキとタイルデッキの比較表
| 項目 | ウッドデッキ | タイルデッキ |
| 見た目 | ナチュラル | 高級感・モダン |
| メンテナンス | △(素材による) | ほぼ不要 |
| 耐久性 | △(素材による) | 高い |
| 安全性 | 柔らかく安全 | 硬さがある |
| デザイン | 木の質感 | 種類が豊富 |
| 価格 | メンテナンス費がかかる | 初期費用がかかる |
何を基準に選ぶ?

① 耐久性・メンテナンス性で選ぶ
耐久性やメンテナンス性で選ぶなら、タイルデッキがオススメです。
汚れても水洗いなどで簡単にお手入れでき、色あせや変形にも強く、長期間キレイな状態を保てます!
② デザインで選ぶ
温もりあるナチュラルな雰囲気を求める場合はウッドデッキ、高級感やスタイリッシュな雰囲気を求める場合はタイルデッキがオススメです。
③ 使い方で選ぶ
子どもの遊び場として安全性を重視する場合はウッドデッキ、BBQやペットと遊ぶ場合はタイルデッキが向いています。
デッキを作る目的は何か、一度振り返ってみましょう。
④ 将来を見据えて選ぶ
初期費用は高いですが、メンテナンスがほぼ不要なため、長期的なコストパフォーマンスではタイルデッキが有利な場合もあります。
しかし、将来的にレイアウトを変更する・撤去の予定がある場合は、ウッドデッキの方が柔軟に対応できます。
どちらにもそれぞれのメリット・デメリット、魅力があります。
なぜデッキを作ろうと思ったのか、何に使うのかをもう一度振り返り、選ぶ基準をしっかりと決めた上で、自分たちのライフスタイルに合ったデッキを選びましょう。
この記事のまとめ
- デッキは第2のリビングとして活躍し、主にウッドデッキ(天然木と人工木)とタイルデッキの2種類に分けられる。
- ウッドデッキは木のナチュラルな雰囲気が魅力的で、夏でも表面が熱くなりにくい。タイルデッキはおしゃれなデザインが豊富で、耐久性・メンテナンス性に優れている。
- コスト面やメンテナンス性だけでなく、使い方まで含めて自分たちに合った方を選ぶことが大切。




















