トップ住まいとお金のお役立ちマガジン家づくりの知識おしゃれハウスにある吹き抜け!マイホームに必要?【後編】

家づくりの知識

おしゃれハウスにある吹き抜け!マイホームに必要?【後編】

吹き抜けのポイント

1.断熱性・気密性を高める

屋根や壁に断熱材を入れる、ペアガラスを使用するなどの寒暑対策を行えば、冷暖房が効きにくいというデメリットを解消することが出来ます。

ユウキホームは、BELSの最高等級★★★★★が標準仕様となっています。省エネ性の高いサッシを採用し、高性能断熱材で壁や床をしっかり断熱しているため、夏は涼しく、冬は暖かい、省エネルギー性の住宅を実現。
吹き抜けを作ってもデメリットを感じにくく、快適に過ごせます。

 

2.シーリングファンを設置する

吹き抜けとシーリングファンは、セットで設置される方が多いです。
シーリングファンを付けると、部屋全体の空気を循環させることが出来るため、室温を一定に保ちやすくなります。そのため、夏や冬などの上下階の室温差が大きくなる季節も冷暖房効率が上がり、電気代の節約に繋がります。

 

3.リビング階段などで、空間を有効活用する

吹き抜けの構造を活かして、階段や廊下のスペースを有効活用しましょう。リビング階段やスキップフロアにしたり、2階の廊下を吹き抜けに面した部分に作ったりすることで、本来必要な床面積を減らし、空間の広がりを生み出すことが出来ます。

さらに、吹き抜けに面した廊下は、独立した空間として使うことも可能です。カウンターや棚を設置して書斎兼ワークスペースとして、子どもの絵本やおもちゃを置いて遊び場としてなど、使い方は様々です。

また、1階やデッドスペースに収納を増やし、2階の居住空間を確保するのも1つの手です。アイデア次第で、2階の床面積が減るというデメリットは解決することが出来ます。

 

4.換気システムの導入や、他の部屋の防音性を高める

吹き抜けを通して1階の生活音が気になる場合は、寝室の壁やドアを防音性の高い物にするという方法があります。引き戸は、構造上隙間が出来て音漏れしやすいので、避けると良いでしょう。また、寝室を吹き抜けをから遠い場所に作るのも良い対策法です。

匂いへの対策としては、換気システムの導入や壁材の性能などにより改善することが出来ます。
例えば、リクシルのエコカラットであれば、暮らしの気になる匂い成分を吸着し、短時間で脱臭してくれます。さらに、エコカラットには有害物質の吸着や調湿効果もあります。

このように、間取りを工夫したり、換気や防音対策を行うことで、匂いや音の伝わりをある程度防ぐことが出来ます。

 

5.寿命が長い電球で、メンテナンスの機会を減らす

吹き抜けにライトを取り付ける場合は、LED照明にすると長く使えるため、取替回数を減らすことが出来ます。また、脚立が届く高さに照明を設置すれば、自分で取り換えることも可能ですね。

メンテナンスに関しては、吹き抜け用の柄の長い掃除道具を使用するや、業者に頼むという方法があります。メンテナンスの際は、吹き抜けに面した2階廊下があると便利ですね。

 

 

施工事例紹介

1.リビング階段+吹き抜け

吹き抜けと相性の良いリビング階段。この組み合わせは人気です。
空間を有効活用できるだけでなく、2階に行くときに必ずリビングを通るため、家族とのコミュニケーションも自然と生まれやすい間取りとなっています。

オープン階段にすると、より広々とした空間に!また、スケルトン階段にした場合はリビングのデザイン性が高まり、踏込み板がない分採光にも優れます。明るくおしゃれな空間作りには大活躍ですね!

 

2.見せ梁+吹き抜け

見せ梁とは、通常は天井の内部に設置されて室内から見えない梁をデザインとしてあえて見えるように設置したものです。

この普段は隠す梁をあえて見せることで、リビングをおしゃれ空間に仕上げることが出来ます。また、室内に立体感ももたらしてくれますよ。
梁の素材や色によって、室内の印象を変えることが出来るため、床や家具の色と合わせて空間に統一感をもたせるのも良いですね!

 

3.玄関+吹き抜け

吹き抜け=リビングというイメージが強いですが、玄関吹き抜けも開放的になってオススメです。

玄関吹き抜けのメリットとしては、開放感が生まれることや高い場所からの採光が出来ること、デザイン性が高くなることなどが挙げられます。しかし、ある程度の広さがある玄関でないと吹き抜けの効果は発揮できないため、注意が必要です。

玄関は家の顔とも言われています。玄関を明るい雰囲気の場所にしたい!と考えている方には、ピッタリの間取りかもしれませんね。

 

4.中2階+吹き抜け

中2階はスキップフロアとも呼ばれ、室内に高低差を生み出し、おしゃれでより空間の広がりを感じられる間取りです。

中2階は吹き抜けによって明るく、1階から様子が見えやすいため、子どもを見守りやすいや、家族とのコミュニケーションを取りやすいなどのメリットがあります。
また、1階より高い位置にあるため外からの視線もあまり気にならず、リラックスして過ごすことが出来るのも魅力の1つです。

中2階の活用法としては、書斎やワークスペース、リビング、子どもの遊び場などがあります。様々な用途に合わせて使うことが出来るため、使い方によっては居住スペースが広がることも嬉しいポイントですね。

 

吹き抜けはポイントを押さえて取り入れれば、家をおしゃれに開放的にしてくれるステキな間取りです。
必要性や使い方、どんな家にしたいかをよく考えて、理想のお家を作りましょう!

 

 

この記事のまとめ

  1. 以前より断熱性や気密性が上がっているため、冷暖房が効きにくいというデメリットは感じにくい。
  2. シーリングファンやリビング階段、換気システムを一緒に設置することで、間取りや匂いなどの問題を解決できる。
  3. 吹き抜けと相性の良い、スケルトン階段や見せ梁は、吹き抜けリビングをより明るくおしゃれな空間に作り上げる。

RELATED POSTS関連する記事

マガジン一覧