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納まりにこだわる! (窓枠編)

こんにちは、ユウキホームの現場監督です。

 

今回も【納まりにこだわる!】です。

 

納まりとは?

納まり・・使い勝手や見栄えなど良くするため、部材の取付具合や位置関係など整えること

納まりが良い⇒使い勝手よく、きれいに仕上がった ということです。

現場では毎日「ここの納まりどうする?」と職人さん達と熱い議論をしています。

 

本日のテーマは【窓枠について】です。

 

窓枠とは室内側からみてサッシ(窓)の縁を囲むように設けられた枠のことを指します。

縁取りとしてだけではなく、大きな役割をもっています。

・1つ目はサッシの周りを綺麗に見せることです。

装飾的な目的以外にも窓を固定している部分や防水や気密処理されている部分を隠す役割があります。

 

・2つ目は開口部分を守ることです。

窓は壁に比べて断熱性能が劣るため、内外の温度差による結露が発生しやすく、

窓の周りは汚れやクロスが剥がれるなど、劣化しやすい場所になります。

また、開け閉めの際におこる振動は壁面のひび割れの原因の一つです。

こうした損傷から守る役割があります。

 

☆材料について

・MDF(木材チップを合成樹脂で固めて成型したもの)を化粧シートで巻いたものが最も一般的です。

既製品として様々な規格があり、安価で、色の種類も多く、施工しやすい所が特徴です。

 

・無垢材を枠の形に加工したものもあり、自然の風合いと温かみを感じることができます。

樹種によって価格は様々ですがMDFより高価になることが多いです。

 

・水回り(特にお風呂)で使われる窓枠には樹脂製を使います。

耐水性に優れており、また、傷つきにくいためお手入れが簡単です。

 

ここからはユウキホームにて採用している窓枠についてお話いたします。

☆枠の納め方について

一般的には窓の四方を囲む4方枠

掃き出し窓であれば3方枠が一般的ですが

●4方枠(一般的な4方を囲む納まり)

●3方枠(段差なくフラットな納まり)

 

ユウキホームでは下枠のみの1方枠を標準採用しております。

●1方枠(下部のみ枠を設ける納まり)

上部と左右には枠をまわさないため室内と室外の一体感が増し、

見た目もすっきり見せることができます。

 

ただし、窓枠には始めに書いたように開口部を守る役割もあります。

ユウキホームでは

サッシを結露しにくい樹脂アルミ複合サッシや樹脂サッシを採用し、

上部、左右を仕上げには石膏ボードでなく、クロス下地用合板(Mクロス)を用いて

結露や壁のひび割れ等の対策を行っております。

 

☆厚みについて

ユウキホームでは厚み10mmの窓枠を標準採用しております。

(LIXIL スマート10 やYKKap 窓枠スリムタイプなど)

一般的な厚みは20mmになりますが、その半分の厚みになることで

より壁との一体感が強まり、すっきりとした印象なデザイン性に優れた窓枠になります。

 

●1方枠(厚み20mm)

●1方枠(厚み10mm)

 

今回はユウキホームの標準仕様も含めた窓枠についてでした。

お家づくりをしていく中で、窓枠の重要度を高く設定している方は

少ないかと思われます。

しかし、お家の雰囲気を決める役割の1つを担っています。

こだわってみてはいかがですか?

本ブログが細部までこだわった家づくりの参考になれば幸いです。

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