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納まりにこだわる!【巾木編】

こんにちは、ユウキホームの現場監督です。

今回も【納まりにこだわる!】です。

納まりとは?

納まり・・使い勝手や見栄えなど良くするため、部材の取付具合や位置関係など整えること

納まりが良い⇒使い勝手よく、きれいに仕上がった ということです。

現場では毎日「ここの納まりどうする?」と職人さん達と熱い議論をしています。

 

本日のテーマは【巾木編】です。

■巾木・幅木(はばき)とは?

壁と床の接する部分に取り付ける部材のことです。

 

■主な役割として

・壁の保護:床と壁の境目は破損しやすい場所です。

掃除機や家具の移動などのダメージから守る役割があります。

・壁と床を見切り:床と壁の間にできる隙間を隠し、仕上がりを綺麗に見せます。

・床と壁との間の隙間にゴミが入るのを防ぎます。

 

■主な種類

・木巾木:木製やMDFにシートを貼ったもの。

     フローリングとなじみが良い。

     デザインや種類が豊富。

※MDFとは・・木材のチップを繊維状にほぐし接着材を加え、

        熱と圧力を加えて形成された板のこと

〇木製巾木の例

〇MDF巾木の例

 

・ソフト巾木:樹脂製の巾木。 

       高さがあり存在感がある。

       樹脂の為、水に強い。

〇ソフト巾木の例

 

・アルミ巾木:アルミでできた巾木。

       存在感のないシャープなデザインにできる。

       コストがかかる。

〇アルミ巾木の例(Ⓒ森田アルミ)

 

☆ユウキホーム標準仕様では木巾木(MDF)を使用しております。

木巾木(MDF)について詳しくお話しします。

■デザイン性について

一般的な巾木の高さは6cm~10cmですが

ユウキホーム標準では3cmの巾木を採用しております。

巾木の高さがあると存在感がありますが

3cmですとすっきりとした印象になります。

〇巾木の高さ6cmの例

〇巾木の高さ3cmの例

 

また、巾木の形について、写真のようにくぼみがあります。

巾木はボンドと細い釘で固定しますが、

このくぼみ部分に釘を打ち込むことでより跡が見えにくく綺麗に納めることができます。

 

フラットな形の巾木もあり、よりすっきりとした印象を与えます。

しかし少し釘の跡が気になる箇所が出てくることがあります。

〇フラットな巾木の例

 

■色について

MDF巾木は色の種類も豊富で悩まれる方も多いかと思います。

(木のような色や白、黒など)

選び方としては

床や壁の色に合わせる。

色を合わせず、アクセントとして使う。

の2つの方法があります。

 

■出隅の納まりについて

出隅(外向きに飛び出た角の部分)の納まりは3種類あり

・とめ

巾木を斜めに切り、角で合わせる方法。

綺麗に切らないとずれたり、見た目に影響を及ぼします。

また、MDF材はシートを巻いているため、角からシートがめくれる可能性があります。

MDF材には不向きな方法です。

 

・キャップ

専用のキャップを角に取り付ける方法

キャップで隠れるため、角に関しての施工が簡単です。

しっかりとめていないと外れやすく、失くしやすいです。

すべての角にキャップがつくため目立ってしまいます。

 

・コーナー巾木

90度に折れた角専用の巾木を取り付ける方法

キャップのようなものがつかないので角がすっきりして見えます。

角からすぐのところに巾木の継ぎ目がきます。

長さのカットをきっちり行わないと

この継目部分に隙間ができたり、見栄えに影響します。

 

 

お家づくりをしていく中での巾木の重要度を高く設定している方は

少ないかと思われます。

しかし、お家の雰囲気を決める役割の1つを担っています。

こだわってみてはいかがですか?

本ブログが細部までこだわった家づくりの参考になれば幸いです。

 

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