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「豊かさ」住宅性能基準の意識レベルの向上

昨今の住宅の性能は、以前よりも遥かに向上しており、法改正が大きく影響し、建築会社はもちろん、お施主様も住宅の性能も意識する時代になったと感じています。

 

GX志向型住宅の補助金が722日に予算に達してしまい、個人的には想像していたよりも早く達したと感じました。

しかし、その一方で、全国的に考えれば、GX志向型水準の住宅が次々と建てられているということだと思います。

GX志向型住宅とは、

・断熱性能等級6以上

・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が35%以上

・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が100%以上

といった上記を満たした住宅を定義していました。

 

実際のところ、先ほども記載しましたが、補助金が終了してしまいましたが、

今後、補助金の有無に関わらず、GX志向型水準の住宅がより増えていくと思います。

 

実際の例ですが、青森県では、独自基準ですが、地方自治体によって、

「あおもりGX住宅スタイル」というプラットフォームを立ち上げ、県・工務店・関連事業者が連携し、

シェア拡大で工務店の持続性を高める取り組みを行っています。

 

「あおもりGX住宅」の基準としては、

―新築―

・断熱等級6以上

・一次エネルギー消費量の削減率30%以上

・気密性C0.7cm2/m2

―改修―

・断熱等級5以上

・一次エネルギー消費量の削減率20%以上

・気密性C2.0cm2/m2

とされています。個人的に驚いたのは、気密性能も条件に入っているということです。

 

また、工務店などが登録要件を満たせば、「あおもりGX住宅ビルダーズ」と称して、

登録工務店も他社との差別化でき、お施主様も住宅会社を選別する一つの材料となると思います。

 

一例ではありますが、このように住宅会社、関連業者、自治体、お施主様、

すべての方の住宅性能の意識水準が向上していることは間違いないと思います。

 

実際には、これまでの日本の住宅性能が低水準であり、昨今ようやく世界水準に近付きつつあり、私個人的には非常にいいことだと思っています。

ただ、海外の住宅の性能をそのまま採用することもよくないのは事実です。

日本の環境は世界的に見ても特殊で、夏は高温多湿、四季がはっきりとしており、夏季と冬季の温度差が大きいため、日本に合った住宅を建てなければなりません。

 

一生に一度の高額な買い物だからこそ、慎重にならなければいけません。

私個人の考えとしては、これからマイホームをご検討中の方は、住宅について勉強して欲しいと思っております。

しかし、実際は毎日ご多忙の中では難しいのが現実です。

だからこそ、ご自身に合った建築会社を探すことから始めてみて下さい。

弊社はしつこい営業は致しませんので少しでも気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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