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外壁材:樹脂サイディング

 

こんにちは、本日は設計工務からお届けします。

 

樹脂サイディング

〜耐久性・デザイン性・コストから考える外壁材選び〜

 

近年、アメリカやカナダで主流となっている「樹脂サイディング」が、日本でも徐々に注目を集めています。今回は、外壁材としての樹脂サイディングについて、耐久性・デザイン性・コストの観点からご紹介します。

 

 

耐久性

樹脂サイディングの大きな魅力は、非常に高い耐久性です。

日本の過酷な気候風土から住まいを守る、高耐久・長寿命の塩化ビニル樹脂製となっており、紫外線・酸性雨・塩害・凍害に強く、ノンシーリング工法で定期的なシール交換が不要。美しい住宅の外観を、大切に守ることができます。

 

腐食やサビに強い

塩害や湿気にも強く、金属製サイディングのようにサビる心配がありません。

 

色あせや変色が少ない

顔料を混ぜ込んだ「一体成形」のため、塗装のように剥げることがないため、塗り替えは不要。万が一、表面が削れても色が変わりにくい特性があります。

 

軽量で耐震性にも貢献

モルタルやALCと比べて軽量なため、建物全体の重量を抑えることができ、地震時の揺れを軽減します。

 

メンテナンスコストが低い

再塗装が基本的に不要で、1020年に一度の簡単な点検・洗浄でOKなケースも。

 

●耐用年数の目安:20〜30年

(施工・環境により変動あり)

 

●デザイン性

「樹脂」と聞くと無機質な印象を持たれるかもしれませんが、近年の製品はデザイン性を誇り、シンプルから木目調まで多彩に展開しております。

 

 

豊富なカラーバリエーション

淡色から濃色までバリエーションが豊富で、好みに合わせた外観デザインが可能。

 

木目・石目調の質感も再現可能

リアルな木目調や、レンガ・ストーン調の凹凸テクスチャもあり、ナチュラル感を出したい住宅にも適しています。

 

継ぎ目が目立たないデザイン

ノンシーリング工法により、目地が目立たないシームレスな外観も実現できます。

 

コスト

樹脂サイディングの価格帯は、国内主流の窯業系サイディングより初期建設コストとしては、やや高めですが、塗り替え不要、シーリング打ち換えのコストもごくごく少量のため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。

 

初期費用(材料+施工費)

窯業系より1020%高い傾向(地域・施工業者により異なる)

 

ランニングコストが安い

再塗装や張り替えの必要が少なく、メンテナンス費用を大幅に抑えられます。

 

長寿命によるトータルコストの低減

30年近く使用できるため、長期的な視点で見ればトータルコストはむしろ割安になることもあります。

 

●樹脂サイディングが向いている住宅

・海沿いや多湿な地域での住宅 

・メンテナンスの手間を減らしたい方

 ・北米風のデザインを取り入れたい建物

 ・長期的なコストパフォーマンスを重視する方

 

樹脂サイディングは、耐久性・デザイン性・メンテナンス性のバランスに優れた外壁材です。初期費用こそやや高めですが、メンテナンスの手間を減らしたい方や、長期的に住まいの価値を維持したい方にとっては、非常に魅力的な選択肢です。外壁材選びに迷っている方は、「樹脂サイディング」という選択肢もあってもいいかもしれません。

近年は、様々なSNSが外壁材について投稿されておりますが、実際にご自身でご判断するのは難しいと思います。建築会社によっては、材料や施工方法に得意・不得意がありますのでぜひ一度ご相談されることをオススメします。

画像は弊社でも取引ある 株式会社キムラ様より引用⇒ https://www.kimuranet.jp/

 

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