屋根について

こんにちは!設計工務部の森です。
今回は、屋根について考察して行きたいと思います!!
【屋根とは】
建築物の上方で建物を覆う部分のことで、雪や雨、風を防ぎ日射を遮る役割としています。
また、建築物の視覚的デザインにも重要な要素でもあります。
【屋根の構造】
屋根は主に垂木→野地板→防水シート(ルーフィング)→屋根材→棟で作られています。
・垂木
屋根の面を支える骨組みの部分で、野地板や下葺き材である防水シートを張るための土台となります。
・野地板
野地板も垂木同様に屋根材を支える重要な部分です。垂木同様に屋根の生命線の役割を担っています。野地板は、耐震性や耐風性にも関係してくる大事な部分なので、確実な施工をすることが大事です。
・防水シート(ルーフィング)
下葺き材(したぶきざい)はルーフィングシートと呼ばれる部分で野地板の上に貼っていきます。
雨風で屋根材の隙間から入った水を、屋根の下に侵入させない、二次防水の役割をはたしています。
屋根の年数が経ち、修理をするのか葺き替えをするのか判断する時も、この下葺き材の損傷度合いが参考のひとつとなります。
屋根材だけでは台風のような雨風を完全には防ぎきることができませんので、染みこんでくる雨水を室内に入らないようにするには下葺き材が必要不可欠です。
・屋根・棟
根は、瓦やスレート、ガルバリウム鋼板など目に見える屋根の部分のことで、棟というのは屋根の天頂部、屋根の面が交差する部分の箇所を指します。
【まとめ】
屋根は、さまざまな構造が重なり合って、私たちの生活を守っています。屋根の構造や仕組みについて知っておくと、メン
テナンスやリフォームを行うタイミングを見極めやすくなり、大切な住まいを長持ちさせることができます!!